G-SQUAREの誕生秘話
株式会社ニデック コート事業部
営業部コンシューマー課 高橋 大氏(右)
開発部開発二課 阿部功児氏(左)
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Q : 視力測定機器メーカーが、ゲーミンググラスの開発に乗り出したのはなぜでしょうか?
気相転写染色という特殊染色技術を使って、既にコンシューマー向けにスマホケースを出していました。ある日営業部から、「eスポーツが流行りそうだから、(うちの技術を使って)それに適した製品をつくりたい」という要望がありました。
やるなら企画から開発、製造まで一気通貫してやってみよう、と決定し、2014年にeスポーツプロジェクトが開始しました。紆余曲折を経て、2016年にこの業界では初めてのゲーミング専用グラスをローンチしました。 -
Q : どうやって今のG-SQUARE アイウェアのデザインにたどり着いたのですか?
メガネ・グラス、フレームを作ること自体が初の試みでした。調査を進めていく中で、プロeスポーツチームと会う機会に恵まれました。
1日に10時間は目を酷使しながら練習するので、長時間かけても気にならないグラスが欲しいという意見が多々ありました。そこからヒントを得て、フレームがずれにくく、つけ外しがしやすい短いフレーム設計にたどりつきました。また、ゲーマーの方は大画面を見回すだろうと思い、なるべく広い視野のレンズが必要と判断しました。 -
Q : 苦労話はありますか?
企業向け製品しかやってこなかった企業が、コンシューマー向けに乗り出すこと自体がチャレンジングでしたね。レンズに関しては一定の知識はあったものの、メガネフレームに関してはド素人でした(笑)なので、トライアンドエラーを繰り返しましたね。プロのeスポーツ選手に何度も試作品を試してもらい、2年越しでようやく納得のいく製品ができあがりました。
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Q : 新商品を開発中と聞きました。どんなものですか?
スマホやタブレットによる動画コンテンツの消費、デジタル教育改革、5G時代の到来を前に、子供たちの目の健康を守る必要性は日に日に高まってきています。
そこで、G-SQUARE アイウェアのキッズ向けを企画、開発しています。ローンチ時期は未定ですが、完成したら早く皆様(お子様)のお手元にお届けしたいです!